1. 1~2年目:初期臨床研修(2年間)
腫瘍内科での初期研修は、金沢大学卒後臨床研修の一環となります。
同研修の詳細についてはこちらをご参照ください。
2. 3~5年目:内科専門研修(3年間)
初期臨床研修後、大学あるいは近隣の中核病院で内科専門研修を行います。
新内科専門医制度に伴い、腫瘍内科での後期研修プログラムもそれに合わせて更新しています。金沢大学附属病院での後期研修を希望される専攻医の皆様は、原則として、金沢大学附属病院の内科専門研修プログラムに参加していただくことになります。
同研修の詳細についてはこちらをご参照ください。
3~5年目は専門分野について深く学び、研鑽を積む大切な時期です。基本的には腫瘍内科医として診療にあたり、乳がん、肺がん、膵がん、大腸がんを中心にがん薬物療法を実践します。可能な限り他診療科との合同キャンサーボードに参加します。
また必要に応じて、腫瘍内科以外の診療科をローテーションします。内科専門研修終了後、レポートおよび専門医試験を通過することで、内科専門医を取得します。
3. 6~8年目:腫瘍内科専門研修(3年間)
腫瘍内科として外来診療、病棟診療、救急業務を行い、腫瘍内科医として必要なスキルを身につけます。
当院を中心に専門研修を受けるとともに、学生さんや初期臨床研修医の指導も行います。内科専門医取得後、すみやかにがん薬物療法専門医の取得を目指します。
また、指導医のサポートを受けながら、症例について深く考察したり、テーマを設定して症例集積し、学会発表や論文報告にも取り組みます。
4.大学院に進学、博士号を取得(希望のタイミングで入学)
自分の専門領域の知識を深めるため、大学院への進学を勧めています。
大学院に進学するタイミングは決められていませんが、ある程度の臨床経験を積んだ4年目以降に進学する場合が多いです。臨床と並行しながら研究を始めますが、大学院在籍中のうち研究に専念する時間を確保しています。
研究の成果を発表した後、博士号を取得することができます。
5.専門医取得
その後:Subspecialty、留学
専門医や博士号取得後のキャリアプランは様々です。
大学病院や関連病院で専門医として働く先生、地域の病院や診療所でジェネラリストとして働く先生など、さまざまな選択肢があります。
また博士号を取得後、さらに専門性を高めるため国内・国外の病院や研究施設に留学する先生もいます。